第五十四番 近見山 延命寺

諸国へ御朱印の旅

第54番札所・近見山延命寺の御朱印

四国八十八所霊場

第54番札所・近見山延命寺

(御本尊)不動明王
(御本尊の真言)のぅまく、さんまんだ、ばざらだん、せんだ、まかろしゃだ、そはたや、うん、たらた、かんまん
(御詠歌)くもりなき、かがみのえんと、ながむれば、のこさずかげを、うつすものかな
(住所)愛媛県今治市阿方甲636

天平年間、行基菩薩が不動明王を刻み御本尊として、近見山山頂に七堂伽藍を創建しました。
のち、嵯峨天皇の勅願を受けて来錫した弘法大師が当寺で修学、荒れていた堂宇を再興し 近見山・不動院・円明寺と号し信仰と学問の中心道場としました。
だがその後は、数度の兵火に遭い七堂伽藍はことごとく消失しました。
再建なったのは享保12年になってであり、そのとき現在地に移されました。
寺名の円明寺ですが、明治になって郵便制度が出来たとき、郵便物が53番の円明寺と間違い双方ともに困ったため、 当寺が官許を得、それまで俗称だった延命寺を正式の寺名にしました。
寺宝に宝永元年鋳造の梵鐘があります。


御朱印とは

 神社・寺院に参拝した「証」として御朱印帳に神社・寺院にて頂けます。
始まりは江戸時代ごろで、寺院の参拝したときに、信者が写経した「経文」を奉納し、
参拝の「証」としてその寺院や御本尊の名称を墨書し、「宝印」を授与されるものでした。
これを「納経・朱印」と言います。今でも「納経印」、「納経印帳」、「納経所」と呼ばれることもあります。
御朱印の魅力は、ひとつひとつ手書きされ、その神社・寺院によって書かれる内容が違います。
同じ神社・寺院で書く内容が同じでも、書く人の筆さばきの違いにより、その味わいはさまざまです。
また身近に、あなたの心のエネルギーを充足してくれる神社または寺院(あなたのパワースポット)をみつけ、朔日参りまたは月参りをしてはいかがですか。
心のよりどころとしての神社・寺院には、ご自身の節目・節目のご報告をされてはいかがですか。
その参拝の「証」でもあります。


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