第十番 得度山 切幡寺

諸国へ御朱印の旅

第10番札所・得度山切幡寺の御朱印

四国八十八所霊場

第10番札所・得度山切幡寺

(御本尊)千手観音菩薩
(御本尊の真言)おん、ばざら、たらま、きりく
(御詠歌)欲心を、ただ一すじに切幡寺、後の世までの、障りとぞなる
(住所)徳島県阿波市市場町切幡字観音129

弘仁年代の頃、切幡の山麓を通りかかった旅僧が機を織る音を耳にした。
旅僧は自身の衣服の破れを覆う布切れを所望。
娘は織りかけの布を惜しげもなく差し出した。
感謝した僧は娘の願い「千手観音様を刻んで衆生を救いたい」をききいれ、その場で像を刻んで娘を得度させたところ、 娘はたちまち千手観音の姿になった。
いわゆる仏法の即身成仏です。
旅僧は、弘法大師でした。
大師はこのことを嵯峨天皇に奉請し、天皇は一山をと勅命しました。
そこで大師は、切幡の山腹に堂塔を建立し、切幡寺と命名し四国10番札所と定めました。


御朱印とは

 神社・寺院に参拝した「証」として御朱印帳に神社・寺院にて頂けます。
始まりは江戸時代ごろで、寺院の参拝したときに、信者が写経した「経文」を奉納し、
参拝の「証」としてその寺院や御本尊の名称を墨書し、「宝印」を授与されるものでした。
これを「納経・朱印」と言います。今でも「納経印」、「納経印帳」、「納経所」と呼ばれることもあります。
御朱印の魅力は、ひとつひとつ手書きされ、その神社・寺院によって書かれる内容が違います。
同じ神社・寺院で書く内容が同じでも、書く人の筆さばきの違いにより、その味わいはさまざまです。
また身近に、あなたの心のエネルギーを充足してくれる神社または寺院(あなたのパワースポット)をみつけ、朔日参りまたは月参りをしてはいかがですか。
心のよりどころとしての神社・寺院には、ご自身の節目・節目のご報告をされてはいかがですか。
その参拝の「証」でもあります。


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