第十八番 母養山 恩山寺

諸国へ御朱印の旅

第18番札所・母養山恩山寺の御朱印

四国八十八所霊場

第18番札所・母養山恩山寺

(御本尊)薬師如来
(御本尊の真言)おん、ころころ、せんだり、もとうぎ、そわか
(御詠歌)子をうめる、その父母の恩山寺、訪らひがたきことは、あらじな
(住所)徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40

聖武天皇の勅願を奉じ、行基菩薩が開基したお寺です。
御本尊の薬師如来は、衆生の厄除けを祈願したもので、これも行基の作といわれています。
このお寺も、もとは大日寺・福生院・密厳寺と号し、諸人の災厄を除く道場であって女人禁制の聖地でした。
その後百余年を経た頃、巡錫中の弘法大師が当山に足をとどめられ、修行に励んでおられたとき、母公(玉寄御前) が大師を訪ねられましたが、登山は許されませんでした。
そこで大師は、十七日間にわたって女人開禁の秘法を修し成就のあげく、寺内へ迎え入れ孝養を尽くされた、 という由緒からそれまでの山号、寺号を現在のそれに改めたといいます。
また、太子堂の御本尊は諸人に福を授け、厄を除くことを祈願して、大師が刻んだものと伝えられています。


御朱印とは

 神社・寺院に参拝した「証」として御朱印帳に神社・寺院にて頂けます。
始まりは江戸時代ごろで、寺院の参拝したときに、信者が写経した「経文」を奉納し、
参拝の「証」としてその寺院や御本尊の名称を墨書し、「宝印」を授与されるものでした。
これを「納経・朱印」と言います。今でも「納経印」、「納経印帳」、「納経所」と呼ばれることもあります。
御朱印の魅力は、ひとつひとつ手書きされ、その神社・寺院によって書かれる内容が違います。
同じ神社・寺院で書く内容が同じでも、書く人の筆さばきの違いにより、その味わいはさまざまです。
また身近に、あなたの心のエネルギーを充足してくれる神社または寺院(あなたのパワースポット)をみつけ、朔日参りまたは月参りをしてはいかがですか。
心のよりどころとしての神社・寺院には、ご自身の節目・節目のご報告をされてはいかがですか。
その参拝の「証」でもあります。


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